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音楽の神様に愛されるのはだれ?『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)【読書感想】

こんにちは、すっちー(@succhi104)です。

今回は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷を読み終わったので、感想や魅力を紹介していきたいと思います。

 

ピアノを愛し、素敵な音楽を紡ぐ奏者たちの、ピアノコンクールの模様が描かれたものがたり。

誰が優勝し、誰が落選するのか、最後までドキドキワクワクするお話になっています。

 

蜜蜂と遠雷』はこんな方にオススメの小説ですよ┌|∵|┘

  • 音楽、ピアノが好きな人
  • ワクワクするお話が読みたい人
  • 本の世界に没頭したい人

 

 

 

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『蜜蜂と遠雷』本の概要

俺はまだ、神に愛されているだろうか?

ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。

著者渾身、文句なしの最高傑作!

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?(Amazon 内容紹介より)

蜜蜂と遠雷』は2016年9月23日に出版された小説です。

直木賞と本屋大賞を受賞したことで、一躍有名になり本屋でよく見るようになりました。

文庫版が2019年4月10日に発売され、文庫本のページ数は約450〜500pです。

 

上下巻ありますが、文章がとても読みやすくあっという間に読み終わってしまった印象。

読書が苦手な方でも読みやすい本だと思いますよ。

恩田陸さんの著書紹介

恩田陸さんは、『蜜蜂と遠雷』以外にも、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞を、第2回本屋大賞『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞を受賞しています。

その他にも、数々の作品を世に送り出していますので、『蜜蜂と遠雷』以外の本もぜひチェックしてみてください。

『蜜蜂と遠雷』感想

『蜜蜂と遠雷』感想:ピアノ演奏の描写に心が踊る

私が、本書を読んで一番印象的に感じたのが、天才少年、風間塵がピアノを弾く描写です。

他のピアノ奏者とは、一線を画した独創的で力強いピアノの演奏は、名だたる審査員やピアノ奏者たちを唸らせます。

なんだ、この音は?どうやって出しているんだ?
まるで、雨のしずくがおのれの重みに耐えかねて一粒一粒垂れているようなーー
(中略)
どうしてこんな、天から音が降ってくるような印象を受けるんだ?
遠くからも近くからも、まるで勝手にピアノが鳴っているかのように、主旋律が次次と浮き上がってきて、本当に、複数の奏者が弾いているのをステレオサウンドで聴いているように思えてくる。
そう、音が尋常でなく立体的なのだ。なぜこんなことができるのだ?(『蜜蜂と遠雷 上巻』p.280-281)

 

ピアノの音をこんなにも様々な表現で描かれているのが、素晴らしいと感じました。

また、演奏を聞いた人達の感情の動きにもワクワクしますよね。

『蜜蜂と遠雷』感想:奏者の生い立ちや感情に惹き込まれる

蜜蜂と遠雷』は、ピアノ奏者4人の視点でお話が進んでいきます。

この、個性際立つ4人のピアノの天才たちの、ピアノに対する思いがそれぞれあって面白いと感じました。

 

塵は、恩師であるユウジ・フォン=ホフマンと「音楽を解放」するため、亜夜はピアノを弾く目的を探すため。

マサルは幼い頃に出会った少女との約束を守るため、明石は忙しい会社員でありながら、諦めきれなかった夢を追いかけるため。

コンクールを通して各々が出した未来への答えを、ぜひ手に取って読んでいただきたいなと思います。

また、亜夜とマサルの恋模様(?)にもぜひ注目あれ!

すっちー

会社員しながらブログをやっている私は、明石の頑張る姿に勇気をもらえました!

『蜜蜂と遠雷』感想:ピアノや音楽に詳しくなくても楽しめる

ピアノに詳しくないから、曲名とか出されても全然わからない···。

私も、ピアノや音楽に疎いのですが、本書では、曲にまつわるストーリーや特徴がふんだんに表現されていて、イメージが湧きやすかったです。

 

例えば、「春と修羅」という曲では文章で、曲について語られています。

硬質で、異質で、浮世離れしていて、ファンタジックでーーそれでいてみっともなかったり、哀れだったり、情けなかったりする一面もありーーリアリストの部分と夢想家の部分を併せ持つーー

電車に揺られながら、曲のイメージに文学作品のイメージを乗せてゆく。

ここはイギリス海岸の雰囲気でーーたぶんこのあたりは銀河鉄道の夜ーー夜空を翔けるイメージーーこの部分は永訣の朝かな。(『蜜蜂と遠雷 上巻』p.377)

 

今まで気にしたことがなかった、音楽の背景や旋律を知ることができます。

著書の、音楽に対する知識や感性の深さを感じられ、他の作品ではどのように文章を紡いでいるのか、気になってしまいます!

おわりに:『蜜蜂と遠雷』感想まとめ

恩田陸さんの著書『蜜蜂と遠雷』の紹介、読んだ感想をまとめていきました。

少しでも本書に興味を持っていただけたら嬉しいです!

 

凡人の私には悩みがたくさんあるのですが、天才たちにもそれぞれ悩みや葛藤があるんですよね。

ピアノという、明確なゴールや数字では決まらない感性が試されるものは、より苦労があります。

こんな当たり前のことに、本書で気付かされました。

 

ストーリーも面白く読後感もよい作品でした、ぜひ気になった方は読んでみてくださいね。

今回紹介した本はこちら↓

 

 

すっちー

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

同じピアノでも、奏者がいれば調律師がいます。調律師目線のストーリーが気になる方は『羊と鋼の森』がおすすめ。

『羊と鋼の森』(宮下奈都)を読んだ感想。ゆっくりと進むことの大切さを学ぶ。

 

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