倫理を学ぶ理由を知ってる?『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ)

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倫理。そういえばそんな教科が高校生のときにあったかもしれない。講義を受けた気もするし、受けていない気もする…。私が、本屋さんでこのマンガを見つけたときに思った感想です。

 

みなさんは「倫理って何?」と聞かれたらなんて答えるでしょうか?答えようと思っても言葉につまってしまうのではないでしょうか?

そんな難しい単語出されてもチンプンカンプンだよっ!
倫理なんて考えたこともないし!

 

ここは今から倫理です。』は「倫理」をテーマにしたある教師の物語。この記事では、そんな本書の魅力を伝えていこうと思います。

 

倫理なんてまったく知らないわたしでも、存分に楽しめた作品なのでぜひ興味がある人は一読してみてくださいね。

 

倫理とは学ばずとも困らない学問

「倫理」とは人倫の道であり、道徳の規範となる原理。

学ばずとも将来、困る事はない学問。 

 

コミックの裏表紙には、上記のように倫理が説明されている。もっと具体的な例をあげると、「宗教とは何か」「よりよい生き方を考える」「幸せとは何か」「ジェンダーについて」「いのちとは何か」。

 

知っておいて損はないけど、将来仕事で使うかと言えば使わない。倫理の授業で学んだことが役に立つ仕事はほぼないからです。この本の主人公、倫理教師の高柳先生が、あえて倫理が役に立つ場面があるとしたら「死が近づいたとき」と言う。

 

たしかに、いつか死ぬということを考えたとき、わたしたちは「もっと幸せに生きたい」「一度きりの人生を楽しみたい」と考えますよね。死を意識したとき、倫理はわたしたちの役に立つ。そんな学問であると知りました。

倫理は仕事で使うわけじゃないけど、生きていくうえで役に立つ場面はあるんだね!

 

このマンガの内容は? 

この授業には人生の真実が詰まっている。

クールな倫理教師・高柳が生徒たちの抱える闇と独自のスタンスで向かい合う——。

新時代、教師物語!! 

 

表紙に描かれている先生が、高柳先生なのですがめっちゃ怖くないですか?ホラーマンガかと思いましたよ。クールっていうか不気味!呪われた学園とか出てきそうな雰囲気。

しかし、内容はそんなことありません。ちゃんと倫理をテーマにしたストーリーです!高柳先生も見た目はクールですが、中身は熱いものを持った先生であると感じました。

 

たとえば、一話で登場するいち子ちゃんのストーリー。いち子はいわゆる不良・ギャルのお手本のような女の子で、ある日教室でエッチしているところを高柳先生に見られてしまいます。(普通にヤバいやつですね)

 

しかし、高柳先生は表情ひとつ変えず「ここは今から倫理です。」とかなーり冷静に対処。そんな変わっている先生に興味・好意を持ったいち子は、自分を変えようと努力をはじめます。

 

不良との付き合いを減らし、付き合いが悪くなったいち子は、男の不良友達にレイプされそうになってしまいます。そこに高柳先生が現れていち子を救出、生徒に殴られても言葉でその場を収めます。

 

一話のストーリーをざっとまとめると、上記の内容なんですけど、高柳先生クールすぎませんか??こんなの絶対に惚れてしまいますよね!(笑)

 

「生徒たちの抱える闇と独自のスタンスで向かい合う」と書かれていますが、その通りで普通の先生たちと比べたら、かなり生徒のことを考えてくれる先生です。「こんな先生にわたしも出会いたかった!」そんな風に思うこと間違いなしですね(`・ω・´)

 

教科書よりわかりやすい?

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教科書に書かれた文字の羅列、教科書の内容をただ話す先生の授業。退屈すぎるし、ちゃんと学べている気がしない…。そう思ったことが誰しも一度はあるはず。

 

「マンガからだって学べることはある」を体現しているのが『ここは今から倫理です。』です。倫理の教科書を全部網羅しているとは言いませんが、倫理を学ぶ導入・倫理を学ぶ意義を知るのに打ってつけだと思いました!

哲学者の言葉が随所に出てくるので、気になる言葉があったら自分で調べて学ぶこともできるね!

 

生徒たちの闇という実例

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教科書や参考書に、実例が載っているものってわかりやすい・理解しやすいですよね?本書も、学校の生徒たちが抱える「闇」という実例に対し、倫理的側面からの考え方・対処を先生が教えるというスタンスで描かれています。

 

本書で描かれた問題・対処法はあくまで一例かも知れませんが、ぶっ飛んだ内容ではありませんし、実世界でも十分役に立つ知識だと感じました。

 

マンガだからこその表現・登場人物たちの心情がわかりやすく描かれていて、教科書や参考書などよりもさらに理解しやすいものになっています。

マンガだからサクサク気楽に読めるよね~~
文章だけだとこうはいかないもん。

 

まるで授業を受けているよう

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「倫理」というテーマ、学校の先生と生徒、授業風景。これだけ要素がつまっており、内容がおもしろいと、まるで自分が倫理の授業を受けているような気がしてきました!

 

高柳先生が、各話の最後に「また倫理の時間に会いましょう」という決まり文句を言うのですが、「これわたしに向けて言われてるよね?」って思います(笑)

 

そして、だいたい各話で生徒たちは倫理について興味をもったり、高柳先生の倫理の授業が好きになっていくんですが、わたしもその一人です!

このマンガを読んでから、倫理・哲学について勉強したいなって気持ちになってしまいました。

 

わたしが影響を受けやすい性格なこともあるかもしれませんが、倫理に興味をもつこと間違いなしだと思います(  ˘ω˘  )

 

おわりに:次巻が楽しみな一冊

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ここは今から倫理です。』というマンガの紹介・魅力についてまとめました。少しでも伝わっていればうれしいです(;O;)

 

わたしは、この本の試し読みを読んでみて「なんだかおもしろそうだな」と軽い気持ちで購入したのですが、思っていた以上にハマってしまいました!この記事をあげている頃には2周目を読み終えていると思います。

 

もともと、心理学や哲学などに興味があったのも影響しているのかもしれませんが、わたしにもかなり相性のいいマンガでしたね。心理学・哲学に興味がある、好きだよって人にとくにオススメしたいと思います!

 

次巻以降で、高柳先生が倫理と出会ったきっかけや倫理教師を目指した理由がわかるとおもしろいな~と思っています。次巻早く発売しないかな!

 

今回紹介した本はこちら

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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