『40 翼ふたたび』(石田衣良)を読んだ感想。40歳でも希望はある!

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こんにちは、すっちー(@hkc_27)です。石田衣良さんの『40 翼ふたたび』を読了したので感想と紹介をしたいと思います。

 

 

 

本の概要

この本を私が手に取ったのは本の背表紙のあらすじに興味を持ったから。40歳という人生のいい方の半分が終わってしまった主人公が大手広告代理店を辞め、プロデュース業を始めるという物語。「なかなか勇気のいる決断をする主人公だな」というのが最初の感想でした。

そんな主人公の仕事に関わってくる人物も40歳の人物が多く、40歳という年齢に対する仕事・生き方について自然と考えさせられる内容でした。

 

プロデュース業という仕事

「プロデュース業って具体的に何をやるんだろう?」というのが読む前に私が思ったことなのだが、読んでいくと基本的には何でも屋に近いんじゃないかなと思った。

主人公の喜一のはじめの仕事は、未成年に手を出した疑惑で追放された元IT企業の社長を助けることだった。助けるといっても新しい会社作りの手伝いとかではない。酒と女に溺れた男にただ付き合うだけだった。「本当にこれが仕事になのか?」と思わずにはいられなかった。

 他にも銀行マンの家庭事情の相談にのったり、引きこもりを外に出す仕事、不倫相談など。私が思う「仕事」とはかけ離れたものばかりでした。

 

それでも誰かを救ってほしいと願う人がいて、そこにお金が支払われれば仕事になり得るのだということがわかりました。

プロデュース業とは、他の仕事・職業よりもよりダイレクトに困っている人を助けることができる仕事なのだとこの本を読んで思いました。

 

私が読んで率直に思ったこと

率直に思ったことはフィクションということもあり、あまりにも話ができすぎているということです。はじめの仕事である元IT企業社長を助ける話では、酒と女に溺れた元社長と一緒にクラブにひたすら付き合い、喜一があまりに情けない社長に付き合いきれず叱責。それによって元社長は改心・復活するという流れになっていた。あまりに簡単に立ち直ったなと思わずにはいられなかった。

引きこもりの話もざっと説明すると、喜一が引きこもりの話を根気よく聞き続けることにより、23年間引きこもっていた男が外に出ることができたという内容。23年間も引きこもっていた男が話を聞いてもらっただけで本当に外に出ることが可能なのか?疑問に思わずにはいられませんでした。

人の気持ちは人それぞれなので、もちろん不可能な話ではないのかもしれませんが、それにしても「23年間引きこもり」という重み、人生への苦悩があまりにも感じられませんでした。

 

40歳でも頑張れるという勇気

では、この本はそんな軽い本なのか?と言われればそんなこともない。最後の話には今までの登場人物たちが力を合わせて仕事をし、非常に感動させられました。読んで損だとは思いませんでした。

40歳になって独立は無謀なのか?

40歳にして社長の座を降ろされたら終わりなのか?

40歳にして引きこもりではもう無理なのか?

その答えがこの本には書いてあります。フィクションだから可能なのか?私はそうだとは思いませんでした。

そしてもう一つ学んだことは、人とのつながりが人をより強くするということ。ひとりきりだったら確かに酒と女に溺れたくなるかもしれない、引きこもってしまうかもしれない。でもそこに助けてくれる、協力してくれる人がいれば人はもう一度やり直すことができるんだとわかりました。

 

今回紹介した本はこちら↓

 

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